を持って掘っているんだ!と
思っている方が多いと思いますが、
実はそうではありません。??
孔の直径は最上部で約40cm、一番下で、15cm程度で、ちょうど竹の子をさかさまにしたような 段々掘りをします。これは、温泉を安く仕上げるための方法です。
温泉孔を上から見た写真です。この下1200mまでこの穴が続いています。
その堀り方は、まず、掘削機を据え付けます(何と掘削機は約6000kgもあります) そしてロッド(一本6mの掘削棒)を取り付け、マシンの回転により掘り棒を回転させ、 一本目の堀棒の先に、ビット(岩を削る刃先)をつけて掘り進みます。
温泉孔を掘削するトリコンビット(刃先)
6mの掘削が済むと1本つなぎ、引き続き6mから12m迄の掘削を行います。 それ以後は同じ事の繰り返しになります。
掘り進むことにより当然掘り屑(穴をあけた分の砂)が出ますが、 それは泥水(水より比重が大きく粘りけがあります)を堀棒の上から、 ポンプを使って流し込み、ビットの先より砂と同時に地上まで運べるような仕組みになっており、 掃除をしながら掘り進めます。 その泥水は地上で掘り屑(砂・粘土・岩)と泥水に分離させ泥水だけ循環させ使用します。
このような方法で掘りますが、1本が6mの堀棒で1000mの掘削になると、なんと161回
この作業が必要になるため、掘削機を囲むように櫓(高さ約24mの鉄骨)を組立、
堀棒を3本ずつ繋ぎ一本を18mの長さにし、少しでも効率を良くするために、
櫓の組み立て作業を行います。
温泉は、ある程度長さで掘削を一時中止し、 その深度までの穴の崩壊や、それ以深の掘削作業をスムーズに行うため、その穴にあったサイズの鋼管 を挿入します。この作業も1000m迄数回繰り返します。
最終の段階で鋼管にストレーナー
(鋼管をそのまま穴に挿入してしまうと水が入ってくる所が無くなるため鋼管に穴を開ける)
を開けその部分より水が鋼管内に浸透し温泉を汲み上げることが可能となります。
いかがでしょうか、スペースの都合上、あまり詳しくは書けないのですが、掘削技術は、 たくさんの温泉開発により培われてきました。
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